2003-11-29から1日間の記事一覧

白石一文「僕の中の壊れていない部分」

一気に読んでしまった。理屈癖と厭世観を重ね持つ男の、最後まで屈折したままの独白でありながら、なにか読む側にいろいろなことを考えさす。宮台信司が何かで褒めていたので入手しようと本屋を探し回ったが、結局見つからず、あきらめていたら、改装した青…

呉智英「現代人の論語」

二日かけて読了。 これを書き上げたら、著者はもう死んでしまうのではないか。不謹慎ながらそう思う一冊。「インテリ大戦争」「封建主義、その論理と情熱」以来の読者だが、そこかしこに論語の引用をする割には、まとまった解説を出していなかったので、是非…