アスペルガーの論理的な帰結

そしてそれは、モヒカンではない「こちら側」が取りうる、最善の選択である。

「相手の立場に立って」物事を考えることができる点が、「こちら側」の特徴である。さて、上記に書いたことは、まさに相手が「モヒカン」であり「アスペルガー」であるということを、最大限に考慮にいれた発言戦略である。

であれば、「こちら側」がこちら側であり続けるためにも、モヒカンに対しては礼儀や配慮をとりはらって、ただひたすらに「正義と真実」(笑)に基づいた発言をすることが、相手の立場を考えているということにつながるのだ。

ここで、「病気の名前で呼んだら怒り出すかもしれない」とか「病気で苦しんでいる人に失礼かもしれない」とか考えることは、画面のかなた、キーボードのすぐ先にいる「モヒカン」に対して、「モヒカン」であるということを、考慮していないことになる。だって、相手は「モヒカン」なのだから。

>「私はバカな奴をバカと呼んでいるのであり、バカで無い奴を『バカよばわり』したり、バカでないものを『バカにしたり』しているわけではない」

と言い放つひとの*立場に*立って*気持ち*をくんで発言しようとすると、このような戦略を取らざるをえない。

おわかりだろうか。